山口和也 -TRACES - 会場:アートスペース虹 〒605-0041京都市東山区三条通り神宮道東入る3丁目東町247 T/F : 075-761-9238
日時:2008年4月8日〜20日 Open12:00〜Close19:00(最終日は18:00まで)
 関西では3年ぶりとなる今回の個展では、近年シリーズで描いている"trace"と題されたペインティングの中から、最大の作品である"trace_033107"(サイズは 5400×1200mm)、初の版画作品である"trace_061024_al"などを出品します。

 版画作品では刷りを横尾忠則さんなどのシルクスクリーンを手がけておられた刷り師の谷中和生さんにお願いし、額縁は鋳型に溶かしたアルミニウムを流し込むという昔ながらの製法で一つずつ制作しました。

 そのほか現在制作中の新作を加えた3〜5点の平面を出品予定ですが、いずれも白、黒、シルバーを基調としたモノクローム調の画面です。

 ちょうど桜の綺麗な季節でしょうか、お近くにお越しの際はご高覧いただければ幸いです。



場所:アートスペース虹 TEL&FAX:075-761-9238
http://www.art-space-niji.com/
〒605-0041 京都市東山区三条通り神宮道東入る3丁目東町247
地図:http://www.art-space-niji.com/access.html

僕は、展示してある作品から作家の意図や思想がみえた時、冷める。
特にそれが、美術界における新しさや面白さを主張しているものなんかだとがっかりだ。
作品や美術や芸術と「名のつくもの」が美しかったりすばらしいのではなく、
あたりまえだが美しいとは、そう「感じること」だ。

美しいものはそこらへんにもある。
机の上や、フとしたしぐさや一言、愛情のこもった料理、人、街、音、自然、、、
僕はそれらと自分の作品を等価にみているし、その目を持ち続けたいと思う。
かなわないものはいっぱいある。

僕はあまり映画館には行かないんだけれど、数年前ある映画を劇場で7回観た事がある。
そして毎回、同じ場面で同じ量の涙が出た。
この場面ではうるうるする程度、ここではこぼれるくらい、、、という様に。
これは何度も観ているわけだから、そのストーリーに泣かされたのではなく、
よくわからないナニカが僕の涙腺をゆさぶっているということだろう。
そのナニカは文章の行間に潜んでいたこともあったし、
きっと日常生活の中にもたくさん潜んでいるに違いない。
例えば人と話すとき、交わしている言葉以外にも
様々なナニカでコミュニケーションしているわけで、
僕はそんなやりとりに興味がある。

山口和也


 
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