2004年12月1日、東京国際空港(羽田)に新しく第2旅客ターミナルがオープンし、その建物の中に日本画家の千住博さんが、3つの作品を制作されました。
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巨大な吹き抜け空間に設置された、立体オブジェ「滝のオーロラ」6.3m×18.0m |
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真夏の工事現場に足場を組んで直接天井に描かれた、天井画「銀河」10.5m×8.5m |
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ニューヨークで制作された後、海を越え到着ロビーに設置された、壁画「朝の湖畔」2.7m×12.8m |
この本は、それらの作品図録ではなく、約1年間に渡ってそれら作品の制作過程、そして画家の表情を記録撮影したフォトドキュメンタリーです。
「滝のオーロラ」の制作過程では、スーツにヘルメットをかぶり工事現場で図面を前にボールペンを手にしていました。
「銀河」では、芸術は体育会系だと言ながら40℃をこえる足場の上で首にタオルをまき、汗だくになって筆をにぎっていました。
「朝の湖畔」はマンハッタンにあるアトリエで、野球帽に防塵マスク、手にはエアーブラシがありました。
僕は、制作中の画家の表情やアトリエの空気というのは、その画家の完成した作品と同じ様な魅力をもってるものだな、と思いながら約6,000枚の写真を撮影しました。
本書は、それらの写真を中心に、作者の言葉、制作過程で描かれたスケッチなども加えて編集し、日本空港ビルデング株式会社のご協力をいただき、yncci出版室第一号の写真集として発行する事となりました。
是非、多くの方に手にしていただき、完成した作品とはまた違った視点で、制作現場の魅力を感じ取っていただけたらと思います。また羽田空港に行かれる事があれば、実際の作品を前にガイドブックとして活用していただけたらと思います。
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